若手時代の話です。私が所属していた会社はとても忙しく、毎日始発で出社し終電で帰る日々を過ごしていました。もちろん私自身、誰よりもビジネスパーソンとして成長できる環境を望んでいたため、自分の意志でこうした企業に所属していました。ある時、翌日の提案資料を作成していた私は、23時頃に上司へ資料の確認をしてもらいにいきました。案の定、資料変更の指摘を受け、その瞬間会社へ宿泊することが決まりました…。その時、上司からは次のような言葉をかけられました。「提案内容は悪くない。だけどもう一度ゼロから思考してみろ。その先に見えてくる更にいい提案が湧いてくるかもしれない。お前は成長するためにこの会社に入社したんだろ?だったらもうひと踏ん張りやってみろ!その経験がお前を一回りも二回りも成長させ、強くしなやかなビジネスパーソンにさせる!信じて頑張ってみろ!」正直、当時の私は落胆しました…色々な感情があったからです。まず家に帰って自分の布団で寝たい…、眠いしお腹もすいた、提案内容は悪くないのに何でまた考え直さなければならないのか、単なる私に対する嫌がらせなのではないのか、などなど。しかし、だらだらと考えていても仕方ないので、私はまた仕事を再開し、翌日の提案は見事受注することができました。その帰り道、上司が私に言いました。「本当は帰りたかっただろ?辛かっただろ?でも今の気持ちはどうだ?達成感はないか?昨日の自分よりも成長した感覚はないか?これでまたお前もひとつ成長したな!お疲れさま。」私はこの経験から、二つの教訓を覚えました。一つ目としては、合理的に正しいという判断や相手に対するフィードバックが、相手の成長や成果に結びつくとは限らないということ。時に感情的な姿勢や対応が相手に対して安心感や脅威を与え、相手の成果やモチベーションに繋がることがあります。二つ目としては、優しく寄り添うことだけが優しさではないということ。時に厳しさがあったとしても、相手がその逆境や困難を乗り越え、新たな成長の機会に繋がり、自立できることこそが本当の意味での優しさになることだってあるということです。もちろんこれらはケースバイケースであって、すべての事象に当てはまることとは言いません。ただ、人は感情で動く生きものである以上、時に合理性や正しさよりも、優しさや感情が必要な時もあるということです。少しでもこれから人間関係を構築するうえでの参考になれば幸いです。「アスレチカ」の活動に興味のある方はこちらをご覧ください↓●日本スポーツキャリア協会(アスレチカ)https://athletica.j-sc.org/●ビジネスアスリートクラブ(BAC)https://athletica.j-sc.org/bac●アスレチカアカデミーhttps://athletica.j-sc.org/academytop●アスレチカカレッジアカデミーhttps://athletica.j-sc.org/collegeacademytop●公式Instagramhttps://www.instagram.com/athletica_jsc/●公式Xhttps://x.com/athletica_jsc