私は大学4年間、寮の近くにあった居酒屋でアルバイトをしていました。毎日のように入り浸っては毎晩仲間と楽しい時間を過ごしました。アルバイトで稼いだお金を全額その居酒屋で使っていたと言っても過言ではありません。そのくらいとてもお世話になった居酒屋でした。その居酒屋のマスターは脱サラして地元で開業し、とても人望が厚く兄貴分的な存在で、誰からも愛されるようなマスターでした。私はその居酒屋で多くの経験をさせていただきました。優勝カップにお酒を入れてみんなで回し飲みしたことは今でも鮮明に覚えています。多くの時間を過ごした居酒屋でのアルバイトの中、特に印象に残っていることがあります。それは、とても忙しい日でラストオーダーが終わり片付けに入る時のことでした。あるお客さんに呼ばれ席まで行きお会計かなと思った瞬間、「お水を人数分ください!」と突然のオーダー。当時は私も若かったこともあり、あからさまに嫌な表情をして返事もせずに対応をしてしまいました。その様子を見かねて、マスターが「悠輔、やめろ!」とひと言私に言いました。元ヤン出身のマスターでしたので(笑)、閉店後に殴られる覚悟で自分から先にマスターへ謝りました。するとマスターは優しい表情で次のように言いました。「悠輔の気持ちは痛いほど分かる。でもな、俺たちはしょせん水商売、お客さんあっての商売なんだよ。悠輔は時給900円の仕事かもしれないけれど、俺たちはこれで飯を食わしてもらっている。お客さんとの信頼関係があるから成り立つ仕事なんだよ、だから店の看板に泥を塗るような真似はするな。あとな、お前は将来必ず人の上に立つ人間だと思っている。だから自分の価値を下げるような仕事の仕方はするな、もったいない。そして900円以上の働きをしてみろ。900円の価値を自分で決めるな、その瞬間にお前の成長は止まる。分かったな。」その言葉は優しくもありながら、当時の私にとってはとても深く心に刺さりました。時給900円なので少しでも楽をして稼ぎたいと内心どこかで思っていたのでしょう。そんな自分の心を簡単に見透かされたことが恥ずかしく、また自分が情けなく、マスターや他の従業員の方たちに申し訳ないことをしていたと反省しました。今でも当時マスターからいただいた言葉は私の中で生き続けています。どんな立場であれ当事者意識を持つこと、仕事の対価の価値を自分で決めないこと(すべてに全力を注ぐこと)。若いメンバーに対して、これからは私が同じメッセージを伝えていきたいと思います。「アスレチカ」の活動に興味のある方はこちらをご覧ください↓●日本スポーツキャリア協会(アスレチカ)https://athletica.j-sc.org/●ビジネスアスリートクラブ(BAC)https://athletica.j-sc.org/bac●アスレチカアカデミーhttps://athletica.j-sc.org/academytop●アスレチカカレッジアカデミーhttps://athletica.j-sc.org/collegeacademytop●公式Instagramhttps://www.instagram.com/athletica_jsc/●公式Xhttps://x.com/athletica_jsc