アスリートは、「逃げないこと」を教えられて育ちます。苦しい練習から逃げない。ライバルとの競争から逃げない。プレッシャーから逃げない。自分の弱さから逃げない。もちろん、それはアスリートが持つ素晴らしい強さだと思います。でも、人生においては、時に逃げたっていい。頑張り続けることだけが正解ではありません。どうしても苦しいなら、一度その場所から離れてみる。どうしても前を向けないなら、一度立ち止まってみる。自分に合わない環境なら、そこから逃げてみる。それも立派な選択だと思います。スポーツの世界では、「最後までやり切ること」が美徳とされがちです。だからこそ、アスリートは逃げることに罪悪感を持ちやすいのではないでしょうか。ここで辞めたら負けなんじゃないか、もっと頑張れるんじゃないか、逃げた人間だと思われるんじゃないか、そんなことを考えて自分を追い込んでしまう…。でも、本当に大切なのは「逃げたかどうか」ではなく、そのあと「自分の人生をどう生きるか」であるべきはずです。一度離れてみたからこそ、その場所の良さに気づくこともあります。競技を離れて、改めてスポーツが好きだったことに気づく人もいます。会社を辞めて、別の世界を経験したからこそ、以前の仕事の価値に気づく人もいるはずです。そして、「やっぱりもう一度やりたい」と思ったなら、戻ればいい。現にアスレチカアカデミーのメンバーの中にも、引退してから現役に復帰したメンバーがたくさんいます。一度辞めたから戻ってはいけない、そんなルールはないのです。人生は、一直線である必要はありません。進んで、止まって、逃げて、遠回りして、また戻る。むしろ、その寄り道の中で得た経験が、その人にしかない強さに変わっていくこともあるからです。キャリアも同じです。最初に選んだ道を、一生歩き続けなければならないわけではありません。違うと思ったら変えればいい。疲れたら休めばいい。逃げたくなったら、一度逃げてもいい。そして、もう一度挑戦したくなったら、また戻ってくればいい。大切なのは、「逃げないこと」ではなく、自分の人生を諦めないことです。アスリートには、何度転んでも立ち上がってきた経験があります。だから人生でも、何度でもやり直せる。何度でも熱くなれるはずです。逃げてもいい。戻ってもいい。また違う道を選んでもいい。人生に「こうでなければならない」なんてないからです。自分の心に正直に、何度でも選び直せばいいのです。逃げることは、終わりじゃない。また走り出すための、ひとつの選択なのだから。アスレチカは、現役アスリートや引退したアスリートたちにとって、こんな心の拠り所、心の支えとなる存在であり続けたいと願っています。このコラムを読んで、ひとりでも心が和らぐアスリートがいたらうれしいです。日本スポーツキャリア協会「athletica(アスレチカ)の活動に興味のある方はこちらをご覧ください↓https://athletica.j-sc.org/●アスレチカアカデミーhttps://athletica.j-sc.org/academytop●アスレチカカレッジアカデミーhttps://athletica.j-sc.org/collegeacademytop●公式instagramhttps://www.instagram.com/athletica_jsc/●公式X(Twitter)https://twitter.com/athletica_jsc●LINE公式アカウントhttps://line.me/R/ti/p/%40856phjdb