「元・アスリートのキャリア図鑑」第36回目は軍司和久さんの登場です。フットゴルフで活躍された軍司さんの人生、そして熱い思いに迫ります!◎氏名軍司和久(ぐんじかずひさ)◎生年月日1981年8月3日◎出身地埼玉県◎競技歴サッカー:幼稚園年中~大学2年までフットゴルフ:2016年~(コロナ禍はツアー登録はなし)◎略歴2007年に大手広告会社に入社後より一貫してスポーツ関連業務に従事し、バドミントン、ゴルフ、テニス、フットゴルフ、ラグビー等、様々な競技の国際大会やイベント運営、選手マネジメント等を担当。サッカーでも、Jクラブとのスポンサーシップや経営戦略立案等、多種多様なビジネスに関わっている。近年では、スポーツを通じた社会課題解決の実現に向けて有志と定期的なディスカッションを続けるなど、公私問わずスポーツの価値向上に全力を注ぐ。Panasonic×note主催「#スポーツがくれたもの」投稿コンテストでは、障がい者と健常者の狭間に揺れる自身の体験談を綴った投稿が反響を呼び、冠企業賞となるPanasonic賞を受賞。https://note.com/kazuhisagunji/n/n85daaa9e90cfフットゴルフジャパンツアーには2016年より参戦。2017年に日テレG+で放送された世界6大メジャー「FIFG WORLD TOUR JAPAN FOOTGOLF INTERNATIONAL OPEN 2017」では、世界初のフットゴルフ競技中継番組の解説者を務める等、国内におけるフットゴルフの競技力向上と普及の両面で様々な活動を行っている。フットゴルフワールドカップ2018inモロッコ日本代表。◎バイオグラフィー幼稚園からサッカーを始める。小学校では一時野球に浮気をするも、坊主頭に価値を見出せなかったのと、小学6年の時に開幕したJリーグのキラキラした世界に魅了され、中学からは再びサッカーの道へ。大学でも体育会系サッカー部に所属していたが、M1グランプリが始まってキラキラして見えたお笑いの世界に惑わされて再びサッカーを離れ、一瞬だけお笑いの道を目指す。その後、浅井企画のオーディションに落選し現実世界に引き戻される中で、サラリーマンとして社会人サッカーでプレーする道を模索するようになるが、大学院1年のときに精巣腫瘍で余命半年と宣告され闘病したことでサッカー引退を余儀なくされる。失意の中、後遺症の残る身でも健常者と公平に闘える競技スポーツはないかと探し求める中でフットゴルフに出会い、2016年より本格的にツアー参戦。初出場は27位に沈むも、三戦目で早くも表彰台(3位)に。2018年には第三回フットゴルフワールドカップinモロッコの日本代表に選出され、がん闘病後に健常者スポーツで日本代表初選出を果たした初めてのスポーツ選手となった。◎現役アスリート・元アスリートへのメッセージ私はサッカーとフットゴルフという二つの競技を通じて、社会に順応しながら、人生を前向きに生き抜く為に必要な様々な能力を身に付けることができました。 元々は中盤の選手でしたが、レギュラーとして試合に出れずサイドバックに転向したことで、自分の新たな居場所を見つけることができました。それまではチームに必要とされていなかった自分が、視点や立場を変え、”自身の価値を再定義する”ことで必要な存在になれるという事に、この時初めて気付きました。フットゴルフへの転向も、サッカーでは活躍の場を失った自分の存在意義を、別の形で表現する為です。また、中盤からサイドバックへとポジションを変えることで、”視野”が大きく変わることにも気づきました。同じサッカーの試合においても、こんなにも見える世界が違うものかと当初は驚きましたが、視野が狭くボールに目がいきがちだった自分にとって、背中からのプレッシャーが少ないサイドバックというポジションは、自身の技術が活かせる最適なポジションだったのです。フットゴルフにおいても、視野をたくさん持つことはとても重要です。パッティングの際、ボールからカップの一方向だけでなく、カップからボールの方向、更には真横からの見え方も確認すれば、迷いがなくなり自信を持って自分の蹴りたい方向に蹴ることができます。 更には、ベンチにも入れなかった立場からレギュラー争いへとチーム内の序列が変わる中で、自身の将来に対する期待感が増幅されると、夢や目標の”視座”が高まる事を発見しました。視座が高まると、より一層練習に身が入るようになり、練習に身が入る事でより上手になり、上手くなるから更にサッカーが楽しくなり、サッカーが楽しいと毎日ハッピーといったポジティブな循環が創出できる事を知りました。私が働く広告業界は競合がひしめき、常にコンペという名の競争にさらされた世界です。ときにはクライアントからの理不尽な要求にも答えなければなりません。しかしながら、サッカーやフットゴルフで培った様々な視点、視野、視座を活用して物事を多角的に捉え、自分の最適な居場所を探し出し、自身の持つ能力を最大限発揮する環境を整えながら業務に邁進する事で、ビジネスの世界でもしっかりと順応し、成果を出すことができています。 また、広告会社の業務は金銭的価値や商品価値が曖昧な事も多く、人によってはとかく妥協したり誤魔化したりしがちですが、試合からの逆算によって培われたスケジュール管理によって、多忙な時期においてもクオリティの高い成果物をしっかりと納品できていると自負しています。このように、ビジネスと競技スポーツは、分野は違えど、必要なケイパビリティ、物事に取り組む姿勢や思考、やるべきことはほとんど共通しています。だからこそ、皆さんがスポーツに捧げた時間と同等の熱量をビジネスにも捧げることができたならば、成功は間違いありません。スポーツで培った皆さんの能力が、ビジネスの世界でも最大限発揮され、活躍されることを心より願っています。軍司さんのスポーツ、ビジネスの両方の舞台で輝く姿はスポーツに関わる人だけでなく、全ビジネスマンの参考になる内容でした。今後のご活躍に期待しています!「元・アスリートのキャリア図鑑」では皆様の人生のロールモデルになり得るビジネスアスリートを特集しています。毎週の特集を忘れずにチェックしたい方はこちら↓●公式instagramhttps://www.instagram.com/athletica_jsc/●公式Twitterhttps://twitter.com/athletica_jsc