ビジネスの課題解決に役立つフレームワーク入門の第2回目は、さまざまなフレームワークのベースにもなっているフレームワーク「マトリクス」をご紹介します。マトリクスは、2つの軸をとり「2×2の4象限」にものごとを切り分けて分析する、ものごとを構造的に把握する上で代表的なフレームワークです。マトリクスは大きく分けると「テーブル型」と「ポジショニングマップ型」の2つのスタイルがありますが、今回は「テーブル型」について紹介します。テーブル型は「メリット/デメリット」「重要度が高い/低い」など、主に定性的な側面からものごとを情報を整理する際に用いられます。有名な「SWOT分析」などもテーブル型のマトリクス分析です。SWOT分析とは英語のStrengths(強み)、Weaknesses(弱み)、Opportunities(機会)、Threats(脅威)の4つの単語の頭文字を取って名付けられたフレームワークで、自社の現状把握、戦略設計、新たなビジネスの機会を発掘するなど多くの場面で活用されるマーケティング調査方法テーブル型のマトリクスを用いる際には、情報がどのセルに分類されるかを明確にすることが重要です。例えば自身の抱えている仕事をすべて書き出し、「キャリア上重要/非重要」と「得意/不得意」のマトリクスで分類する場合、「この仕事はキャリア上の重要度は中くらいで、得意でも不得意でもないなぁ」などと曖昧にしてはマトリクスは完成しません。ある程度割り切って「重要/非重要」のどちらのセルに分類するかを明確にする必要があります。一旦分類してしまえば、その後の行動が非常に明確になります。例えば「キャリア上重要 かつ 不得意」なものがたくさん見つかった場合、それをどう扱うかをひとつずつ判断するのです。キャリア上重要だから得意になるよう訓練を積むか、はたまた割り切っていかに効率よく完了させる(またはやらずに済む方法を考える)といった具合に整理していくと、自身にとって何が大切かが見えてくるのです。このようにマトリクスには、戦略的に優先順位を付け「これからどうするか」ということを決めやすくなるというメリットがあります。現状のキャリアに悩んでいるときやこれから自身の成長の方向性を探る際などに活用してみてはいかがでしょうか?