「OODA(ウーダ)ループ」は、時代の移り変わりが激しい現代で注目されているビジネスフレームワークです。アメリカ空軍のエースパイロットが編み出したと言われており、「指示を待つことなく、現場の兵士が自ら迅速に判断し対応するための思考法」として考案された、素早い状況判断が必要な場面で効果的なビジネスフレームワークです。OODAループでは、思考・行動のプロセスを「Observe(観察)」、「Orient(方向付け)」、「Decide(決心)」、「Act(実行)」の4つに分け、繰り返すことで状況を改善していきます。① Observe(観察):固定概念に捉われず、観点を変えながらできるだけ多くの情報を収集する② Orient(方向付け):得た情報から状況を判断し、方向づける③ Decide(決心):具体的な行動プランを策定。経験や知識のインプットで直観力が養われる④Act(実行):状況次第で柔軟に行動を変える。一度決めた行動に縛られないようにする使い方は、まずその場の状況を冷静に分析して、必要な情報を収集します。次に情報をもとに、取るべき行動をいくつか立てます。素早く行動しないといけないので、多くても3個程度に絞っておいた方が無難です。そして最善であると思われる行動1つ選んで実行し、結果を見ます。もちろん選んだ行動が思ったような結果にならない場合もあります。その場合はまた観察に戻り、再びどんな行動をとるべきか決めていきます。決定した内容をもとに長期的なスパンで計画を進めていくPDCAサイクルと違って、OODAではあくまで現場主体で状況を分析し、素早く最善な判断を行うことが基本となります。そのためイレギュラーな状況でPDCAサイクルが上手く回らない場面でも、OODAループならばその場その場で最適な判断が下せます。「今の時代はPDCAサイクルは古い。OODAループを使って業務を回すべきだ」といった意見もありますが、「PDCAは改善が目的」「OODAは状況に応じた行動を取ることが目的」と両者は目的が大きく違うため、その違いを理解して使い分けると良いでしょう。