今回は「振り返り・改善」のフレームワークとして優秀な「KPT/YWT」を紹介します。「KPT/YWT」とは、「継続すること(Keep)・問題点(Problem)・次に挑戦すること(Try)」からなる「KPT」と「やったこと(Yattakoto)・わかったこと(Wakattakoto)・次にやること(Tsugini-yarukoto)」からなる「YWT」をかけ合わせたフレームワークです。どちらもフレームを埋める作業が比較的簡単なため、「振り返り」を始めたばかりのチームにおすすめです。ただし、「KPT YWT」の運用にはいくつか注意する点があります。それは「KPT」の「Problem」というワードが非常にインパクトがあるため、「問題があるなら解決しなければ」とそこにばかり意識がいってしまう点です。また「振り返り」の際に「非常に印象の強い良かった点、問題点」ばかりにとらわれてしまうと、本来伸ばすべき、改善すべききっかけとなる小さな出来事をスルーしてしまうといったことも起こりやすくなります。「KPT YWT」とセットで使われることが多いフレームワークのため、その順番とおり「KPT」から埋めていきがちですが、まずは、改善すべき事柄について「何が起こったのかをチーム全員で思い出す」ためにも、「YWT」の「Y(Yattakoto = やったこと)」を丁寧に洗い出し、些細な出来事も共有するようにしましょう。それによって印象の強さに関わらず現状を把握でき、適切に「継続すること(Keep)」と「問題点(Problem)」を挙げることができるようになるはずです。「KPT/YWT」の運用手順1)まずは「YWT」の「Y(Yattakoto = やったこと)」を丁寧に洗い出し、些細な出来事もチームで共有する。2)「Y」の後は「K(Keep = 継続すること)」「P(Problem = 問題点)」「W(Wakattakoto = 分かったこと)」をそれぞれ挙げていきます。ここは互いのフレームを行ったり来たりしながら、整理していきましょう。3)最後に「T(Try =次に挑戦すること/Tsugini-yarukoto = にやること)」を埋めましょう。これはどちらも同じ意味のフレームとなるので共通でも構いません。バラバラでも使用されるフレームワークですが、同時に使うことでお互いの欠点を補うことができるため、どちらも覚えておくと良いでしょう。また、チームの状況にあわせてしっくりくる方を選択するのもOKです。「振り返り」のフレームワークは他にも多種多少に存在するので興味のある方は調べてみると良いでしょう。