アスリートにとって、「継続すること」はあまりにも当たり前のことかもしれません。毎日練習する、身体を鍛える、食事を管理する、コンディションを整える。結果が出る日もあれば出ない日もある。それでも次の日になれば、また練習場に向かう。実は、この「続けられる力」こそ、アスリートが社会に出た時に持っている大きな武器のひとつだと私は思っています。なぜなら、ビジネスの世界でも成果を出す人は、結局「続けられる人」だからです。新しいことを始めるのは、それほど難しくはないです。今日から勉強しよう、新しい仕事に挑戦しよう、SNSで発信しよう、資格を取ろう、始める瞬間には熱量があります。でも、1週間、1カ月、半年、1年と続けていくと、その熱量は少しずつ薄れていきます。成果が出なければ「意味があるのかな」と不安にもなる。周りと比較して焦ることもある。忙しさを理由にやめたくなる日もある。だからこそ、継続には価値があります。誰にでもできることを、誰にもできないくらい続ける。それだけで、やがて大きな差が生まれます。私が社会人になり立ての頃は、この「続けること」だけを意識していたと言っても過言ではありません。ただし、私は「同じことをただ続ければいい」とは思っていません。スポーツでも、間違ったフォームで1万回練習したからといって一流にはなれません。大切なことは、「続けながら、変え続けること」です。やってみる、振り返る、改善する、またやってみる。このサイクルを回し続けることが、本当の意味での継続力です。昨日より今日、今日より明日。ほんの少しでも前に進む。一日ではその差はほとんど見えません。でも、100日、1年、3年と積み重なった時、その差は簡単には追いつけないものになります。アスリートは、そのことを身体で知っているはずです。一回のトレーニングで筋肉はつかない、一回の練習で技術は完成しない、一度の敗北で人生が決まるわけでもない。小さな積み重ねが、ある日「結果」という形になって現れるのがスポーツです。これは競技だけではなく、仕事も人生も同じだと思います。才能がある人が勝つとは限らない、頭がいい人が勝つとも限らない、最後に勝つのは、「自分をアップデートしながら、やめなかった人」なのかもしれません。アスリートが競技人生で身につけてきた継続力は、引退した瞬間に価値を失うものではありません。むしろ、社会に出てからこそ価値を発揮するものです。続けることができる、改善することができる、そして簡単には諦めない。それは立派な「ビジネススキル」です。競技で積み重ねてきたその力を、次のフィールドでも使ってほしい。「継続は、才能を超える」。私は本気でそう信じています。そして、今日の小さな一歩が、未来の大きな差をつくっていくことを信じて、また来週もコラムを書きます。日本スポーツキャリア協会「athletica(アスレチカ)の活動に興味のある方はこちらをご覧ください↓https://athletica.j-sc.org/●アスレチカアカデミーhttps://athletica.j-sc.org/academytop●アスレチカカレッジアカデミーhttps://athletica.j-sc.org/collegeacademytop●公式instagramhttps://www.instagram.com/athletica_jsc/●公式X(Twitter)https://twitter.com/athletica_jsc●LINE公式アカウントhttps://line.me/R/ti/p/%40856phjdb