「それって、コスパいいの?」「もっとタイパよくできない?」そんな言葉を当たり前のように聞く時代になりました。コストパフォーマンス。タイムパフォーマンス。限られたお金や時間を有効に使うことはもちろん大切です。特にAIが急速に進化していくこれからの時代、「効率よく成果を出す力」は益々重要になると思います。でも、私は最近思うことがあります。人生における大切な果実は、コスパやタイパでは測れない時間の中に実っているのではないか。アスリートの世界を考えてみてほしいです。毎日の練習は、決してコスパがいいものではない。何千回も同じ動きを繰り返し、何時間もトレーニングして、それでも試合では結果が出ないことがあります。昨日できなかったことが、今日突然できるようになるわけでもないです。それでも続ける。なぜなら、その一見“無駄”に見える時間の中でしか身につかないものがあるからではないでしょうか。技術だけではない。忍耐力、継続力、自信、感覚、仲間との信頼、そして自分自身への理解。これらは検索しても手に入らないし、AIに「3分で要約して」と頼んでも自分のものにはならない。ビジネスも人生も、きっと同じだと思います。人との何気ない雑談、目的もなく一緒に過ごした時間、遠回りした経験、失敗した仕事、すぐには結果につながらなかった挑戦。その瞬間だけを切り取れば、コスパもタイパも悪い。でも数年後、振り返ってみると「あの時間があったから今がある」と思えることがあります。私は、それを「間にある果実」だと思っています。目的地まで最短距離で進めば、確かに早く到着できます。でも、寄り道をしたから出会えた人がいる。失敗したから身についた力がある。時間をかけたから築けた信頼がある。決して効率化そのものが悪いわけではありません。むしろAI時代だからこそ、効率化できるものは徹底的に効率化すればいいと思います。大切なことは、そこで生まれた時間を何に使うのか。私はそこが、これから益々重要になってくると思います。すぐに答えが出ないことに向き合う、人とじっくり話す、何度も失敗する、夢中になって何かを続ける。「無駄をなくすための効率化」ではなく、「大切な無駄を楽しむための効率化」。そんな考え方があってもいいと思います。果実は、いつも目的地だけに実っているわけではありません。目的地へ向かう途中、遠回りした道、立ち止まった場所。そして、コスパとタイパでは測れない時間の「間」にこそ、人生を豊かにする果実が実っているのかもしれません。日本スポーツキャリア協会「athletica(アスレチカ)の活動に興味のある方はこちらをご覧ください↓https://athletica.j-sc.org/●アスレチカアカデミーhttps://athletica.j-sc.org/academytop●アスレチカカレッジアカデミーhttps://athletica.j-sc.org/collegeacademytop●公式instagramhttps://www.instagram.com/athletica_jsc/●公式X(Twitter)https://twitter.com/athletica_jsc●LINE公式アカウントhttps://line.me/R/ti/p/%40856phjdb